Arduinoやmbedを使ってテストし基板に残しておきたいと思い、KiCADというPCB作成のCADをインストールしました。KiCADは外部のプログラムを使ってオートルータを実現することが可能です。
オートルータ設定の覚え書きになります。
入手先
githubの以下のサイトからファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍します。
使い方
解凍したフォルダfreerouting-master を適当なフォルダへ移動します。
freerouting-master>binaries 内にあるexeファイルがオートルータのアプリになります。
これを実行するにはJavaが実行できる環境をあらかじめ作っておくことが必要です。
意味のない回路ですが、この回路をpcbnewのメニューで
をクリックします
上のダイアログがでたら、現在のボードをSpecctra DSN ファイルへエクスポート をクリックします
プロジェクトファイルと同じフォルダにに保存します。
オートルーターのプログラムを起動します。
open your own design をクリックして保存した.dsnファイルを開きます
以下のような画面が立ち上がります
メニューのAutorouterをクリックします。
すると画面上にオートルータが実行されパターンが形成されます。
簡単な回路なのでルーティングは一瞬で終了しますが、複雑な回路だと数時間かかるようです。
配線が完了したのでFile>Export Specctra Session File をクリックします
はいをクリックしてファイルを生成します
pcbnewに戻り、
上のダイアログでスペクトラセッションファイルのバックインポート をクリックします
エクスポートで作成された.sesファイルを選択し開きます。
はいをクリックします。
pcbnewにもどると自動配線の結果が反映されているのが確認できます。
デザインルールを指定しておくと、例えば電源ラインだけ指定の太いパターンにするなどできるようです。
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